『練習相手がいない時はノートコーチング』

• 2019年9月22日
• : TRUNK METHOD, トランクメソッド, ノートコーチング

 

今回は、
ノートコーチングについてお伝えしたいと思います

 

ノートコーチングっていうのは、そのまんまですが、
コーチ、クライアントを一人二役で演じ分けながら
ノート上でコーチングを進めていくセルフトレーニングです

 

最近はアウトプットに関する書籍もたくさん出版されているように、
その重要性ついては多くの方が気づいているかと思います

 

コーチングが上達するには、
セッションの場数を踏むこと、これに尽きます！

 

実践しながらいろんな体験をしていくことが、
スキル向上の近道だと思います

 

そうであれば、
そのためには練習する相手が必要になってきます

 

人脈が広かったり、すぐに練習相手が見つかるんだったらいいんですけど、
なかなか練習相手を見つけることができずに
そこでくじかれているケースが割と多いんです

 

その時に、このノートコーチングがとても便利です

 

やり方は凄くシンプル！

 

普通にノートを開いて、右ページだけ使います
左は空欄にしておく→後で解説します

 

そして、右ページの１行目に

コーチ：『今日のテーマはなんでしょうか？』

と書いてスタートします

 

 

次に、

ｸﾗｲｱﾝﾄ：『今日は〇〇について話したいです』

 

と言った具合に本物のコーチングセッションを
文字起こししたかのように順番ずつセリフを考えていきます

 

 

例えば、
自分が上手くいかなかった過去のセッションを、
ノートの上でもう一回やってみてもいいし

 

・独立したいっていうテーマだったり、
・ダイエットしたいっていうテーマだったり、
・仕事で人間関係が上手くいかないっていうテーマだったり…

 

ご自身が扱うことが多いテーマなどをやっても良いと思います

 

 

例）

コーチ：「今日のテーマ何ですか？」

ｸﾗｲｱﾝﾄ：「あー、そうですね、あの引っ越ししたいなあと思ってるんでそれについて」

コーチ：「あぁ、そうなんですね。どこに引っ越そうと思っているのですか？」

 

といった具合に

 

これやってみると分かるんですけど、
一人で二役考えるのってイマジネーションが大事なんですよね

 

自分もクライアント体験しながら、
コーチ役もこうやってやっていかなきゃいけないので、
とても想像力が必要になってくるんですけども、
やっていくとどこかで行き止まりというか、
その先が出てこなくなっちゃうんですよね

 

「この後どうしよう？」みたいなw

 

そうしたら、その時はそこで手を止めて、戻るんです

 

戻って一番初めから読み直してみるんですね

 

そうするとどこかで、コーチの方でクローズドクエッション
（イエスかノーでしか答えられない質問）してたりとか、
意図のない、トンチンカンな質問をしてる事って結構あるんですよ

 

そこで気がついたことを空欄にしておいた
左ページにどんどん書き込んでいきます
つまり、ツッコミページですw

 

右ページ：一人二役でセッション
左ページ：気になったところを後からツッコんでいく

 

冷静に読み返してみると
「ここでこういう質問すると、
　クライアントさんはこう答えたくなるよな」

みたいなことに気がつきます

 

だから、ノートの中で解決するためというよりも、
ノートコーチングは止めて考える事が出来るので、
客観的視点を養うこともできて、
何より見立てを作る練習になります

 

 

例えば、さっきの引っ越ししたいんですって言った時に、

「あ、そうなんですね。どこに引っ越したいんですか？」

っていきなり言っちゃうと、もうその路線の話になってしまいます

 

他にも、考え方ないかなあと試行錯誤することが
とても良いトレーニングになるんです

 

ちょっと事例を紹介します

 

コーチ：「引っ越ししたいんです。」って言ってきたら、
　　　　「引っ越ししたいんですね。もう少し具体的に教えて下さい」とか
　　　　「もうちょっと聴いてもいいですか？」

 

ｸﾗｲｱﾝﾄ：「あぁ、そうですね、何かちょっと今住んでる所にも飽きてきたので何か気分変えたいなぁと思って。」

コーチ：「あぁ、気分を変えたいのですね？」

 

ｸﾗｲｱﾝﾄ：「そうなんですよね。最近ちょっと疲れちゃってて、今住んでいる所って、通勤には凄く良いんですけども、3年住んでいるしね、帰りも遅いし、何かリラックス出来ないので、もうちょっと公園があったり緑があるような、そんな様な所に引っ越したいなぁって思ってて」

 

コーチ：「あ、そうなんですね。3年位お住まいだということなんですけども、
ちなみに、いつくらいからリラックス出来てないと感じる様になったんですか？」

 

ｸﾗｲｱﾝﾄ：「そうですねー、半年くらい前あたりですかね？」

 

コーチ：「そうなんですね。ちょっと聴きたいんですけども、半年前くらいからリラックス出来てないとおっしゃいますけども、その前は因みにどんな感じでした？」

 

ｸﾗｲｱﾝﾄ：「あぁ、その前は・・・そんな事無いですね。リラックス出来ていたと思います。」

 

コーチ：「あ、そうですか。では半年前あたりの所。ここら辺で、仕事でもいいし、プライベートでもどんな変化がありましたか？」

 

ｸﾗｲｱﾝﾄ：「半年前ですか…、あぁ、半年前にちょうど仕事の部署が変わって。
全然やった事が無い業務だし、もう量が凄く膨大で、なかなか終わらないので毎日残業して、遅くまで働いていて。
土日とかも全然気が休まらなくて、そういうのがずっと続いてましたねぇ。」

 

コーチ：「そうでしたか。それは大変ですねぇ。
どうですかここまで話してみて。一番初めね、
引っ越ししたいってお話だったと思うんですけども」

 

ｸﾗｲｱﾝﾄ：「あぁ、そうですよねぇ。あぁ、でも…引っ越しても今の仕事のスタイルが変わらない限りリラックス出来ないですもんねぇ…
そっか、じゃあちょっと仕事について相談させてもらってもいいですか？」

 

 

と、こんな風に進めていくわけです

今回はテーマが再設定された事例をお伝えしました

 

そうすると、テーマ設定の練習にもなるじゃないですか
電車でも出来るし、どこでも出来るのがTRUNK式

 

だから、ノートコーチングって凄く良いトレーニングかなって思います

 

実際、TRUNKMETHODに通ってくれていた参加者の方が、
このノートコーチングをやって、
自分一人でブレイクスルーしちゃって、
「号泣しちゃいました！」っていう人がいたくらいです
自己内省も深まります

 

そして、想像力のトレーニングにもなるし、
セッションも見立てのトレーニングにもなると思いますので、
是非ノート一冊で出来ますのでやってみて下さいね～♪

 

それでは！

 

 

【info】

10月の体験会のご案内
Aha!体験していただける機会になるかも！？

 

TRUNK METHOD体験会
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▼日時：2019年10月2日（水）
19：30～21：30（受付19：20～）

※終了時間が多少延長する場合もあります

▼場所：渋谷周辺

▼参加費：3,500円（会場にてお支払い）

▼お申し込みフォーム
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=afUDpwme
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